fuiigo開発ストーリー(7)
2024.11.08
こんにちは、こちら氷川音響研究所です。
<fuiigo開発ストーリー(6)からのつづき>
ネックスピーカーの形に見切りをつけて、まず考えたのはリュック型です。一般的なデイパックだと大きすぎるので、色々調べていくと、ランニング用のリュックが細身でちょうどよいことがわかりました。市販のランニングバッグを購入して、背中の荷物を入れる部分に、百均の水筒を筐体にしてスピーカーと蛇腹等を使って自作した低音振動ユニットを組み込みました。低音は細いビニールホースを左右にひっぱり耳の下付近から出るようにしました。その試作の写真が下です。記念すべきリュック型のウェアラブルスピーカー1号機ですね。
音の方ですが、低音用のスピーカーを付け加えただけあって、市販のネックスピーカーよりずっといいものになっていたと思います。しかし、たまたま見つけたランニングバッグに組み込んだだけですので、これが最善の形ではないはずです。
今後、部品の配置を変えたりして実験したいわけですが、市販のバッグやリュックで適切なものがあるとは限りません。それならば、入れ物も自分で作っちゃえと思ったわけです。そして、ネットを見たり、道具をそろえたり、自己流でレザークラフトを始め、スピーカーを組み込む外装を作り始めたのです。
<つづく>