fuiigo開発ストーリー(4)
2024.10.13
こんにちは、こちら氷川音響研究所です。
<fuiigo開発ストーリー(3)からのつづき>
低音専用のスピーカーを付加し、屋内使用と割り切り、重量面から、2.1chのオーディオアンプは外付けにすることにしました。2.1chのオーディオアンプとは、左右ステレオスピーカー出力に加え、低音用のスピーカー(サブウーハー)出力が付いたものです。最近では中国製のオーディオアンプが驚くほどのコストパフォーマンスで販売されおり、2.1chのものも、幾つか入手可能です。
私は、以前勤めていた会社でネックスピーカーの開発を行いましたが、臨場感を得るためには低音が重要なことを学びました。また、低音とリンクした振動を加えることで、臨場感が格段に向上する事も身をもって体感しました。このことから、低音用として付加するスピーカーには、同時に振動を生成する機能を持たせるということは必須条件だったのです。
あと重要なことは、振動を生成するしくみです。最初からアイデアとしてあったのは、下のような蛇腹のパーツを使用する事でした。
<つづく>