fuiigo開発ストーリー(3)
2024.10.07

こんにちは、こちら氷川音響研究所です。
<fuiigo開発ストーリー(2)からのつづき>
現行のネックスピーカーの課題としては、音の迫力、具体的には、低音不足だと考えたことを述べましたが、TVの情報番組を視聴したり、勉強や仕事をしながら、ながら聴きをする用途では、不満は感じないかもしれません。
私が想定した使用シーンは次のようなものです。
夜遅く帰宅したサラリーマンのお父さんが、さて、好きなSF映画でもゆっくり見ようかと思った場面です。サラウンドシステムやサウンドバーでは、せっかく眠った幼稚園に通う子供たちや奥さんのことを考えると、小音量で聴かざるを得なくてつまらないし、ヘッドホンでガンガンに聴くことも考えたのだけれど、耳を覆う閉塞感で、ふろ上がりのすっきりした解放感に水を差されるような気がするなあと不満に思っています。
こんなとき、ネックスピーカーは周囲への音漏れはあるものの、隣の部屋に迷惑をかけるほどではないし、閉塞感も無いので、上の状況に適した装置なのです。しかし、軽量なタイプは全くの迫力不足、高音質なタイプは色んな工夫が施され頑張ってはいますが、あくまで携帯することがコンセプトの様で、電池やアンプ等内蔵の条件と重さの制約から、出せる低音に限界があります。
そこで、私は考えました。屋外で聴いたり、頻繁に外に持ち出したりせず、家の中でゆったりと使用することを前提に考えたらどうだろう。
電池を内蔵せず、外付けのアンプで駆動し、その代わりに、低音専用のスピーカーを追加したらどうだろう。
このような条件と方向で、まずは、サラリーマンのお父さんの願望をかなえるようなネックスピーカーをつくってみることにしました。
<つづく>